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Amagumo

Amagumo（雨雲）セルビッチデニム：黒豆染料を使用

新たな生地を開発する際はいつも、日本の習慣や文化を尊重しつつ、新しいものを取り入れる方法を考えています。日本には、江戸時代から続く伝統的な染色技法がありますが、何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統を現代の衣服に取り入れることができるのは、とても喜ばしいことです。

AMAGUMO（雨雲）は、私たちが自信を持ってお届けする最新ラインナップの生地です。このデニムは「ZETTO」（14オンス）と「EARTH」（18オンス）の中間的な製品であり、15.5オンスとなっています。生地が早く色落ちするように設計されており、非常に珍しい天然の染色技術を取り入れ、独特な色落ちを実現できるようにしました。緯糸には、黒豆で染めたユニークな色を使っています。グレーとブルーの中間のような色で、あまり見かけないブルーの色合いです。時とともにスチールのようなグレーに色落ちして、インディゴブルーとの素晴らしいコントラストが生まれます。

Amagumo, Tanuki Jeans

緯糸を見ると、非常に暗い色の経糸の一部が透けて見え、まだら模様になっていることがわかります。それは、青や黒の様々な深みのある雨雲に、明るい青みがかったグレーのハイライトが透けて見える荒れた空を見ているようです。この生地にはそのような深みと迫力があるので、私たちは「雨雲」と名づけました。

デニムの経糸は非常に濃い色に仕上がっています。光の加減によっては、限りなく黒に近い色に見えます。私たちの多くのデニム生地よりも織り目が詰まっているいるため、緯糸が見えにくくなっています。経糸と緯糸ともテキサスコットンを使用。黒豆染料での染色では、藍とは違って、最初のうちは糸に太さを感じますが、着用していくうちにこれが落ち着き、生地がほぐれて、経糸の表面から緯糸がのぞくようになります。AMAGUMOの鮮やかな色は、デニムファンのコレクションに刺激的なアクセントを与え、ブルーの新たな色合いを加えてくれます。

Amagumoシリーズでは、テーパードカットとハイテーパードカット、そしてタイプ2のジャケットが用意されています。

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レッドキャストデニム

オリジナルのレッドキャストデニムが販売されたのは2016年のことでしたが、その際は即完売でした。当時のデニム職人は直後に引退しましたが、彼の偉業を称えるために。この生地を再リリースはしてきませんでした。しかし、デニム職人の息子が本人の許可を得たため、レッドキャストデニムの復活を実現できました。

私たちの商品ラインナップにビンテージ感を加えるため、レッドキャストデニムを生産したいと以前から望んでいました。レッドキャストをうまく表現できる理想のデニムの開発には、かなり苦労しました。この生地は、非常にスラブ感のある表面感の強いセルビッチデニムで、履き込むことを前提とした生地です。実際の16.5オンスよりも少し重く感じますがが、着心地は抜群です。

使用される経糸のコットンは従来のテキサス産よりも長めのものを使用しており、一方緯糸にはなめらかでシルキー感のあるオーストラリア産のコットンを使用しています。異なる特性の糸を低張力の織ることで、非常に風合いのある生地に仕上がりました。ヴィンテージ感を出すために、スラブ感や毛羽立ち感がありながら、オーガニックな雰囲気に仕上がるよう工夫しました。毛羽立った表面感は他に類を見ないもので、履き込むつれて美しいヴィンテージ感のある色落ちをしていきます。この経年変化は、まさに唯一無二です。

他のデニム製品と同様に、ディーテールは一切妥協しません。レッドキャストデニムは、硫酸を使わない純度が非常に高い藍染めによって、紫色のトーンに仕上がります。最良の仕上がりを考え、経糸はロープ染色は6回実施。染める回数に間隔をおいて酸化時間を伸ばすことによって、深い赤みのかかった色合いを実現しています。2015年にレッドキャスト製法を実現した際、緯糸はチーズ染色でベージュにしましたが、職人の親子は、今回は多少の仕様変更が必要だと考えました。茶系のトーンが赤みの発色を左右していることに気づいて、糸を変えることに決断。親子いわく、赤い色合いがダンサーのようで、灰色の緯糸はダンサーの動きを見せるステージに例えており、色落ちに伴って赤みがさらに目立つでしょう。

レッドキャストの生地は、テーパードカット、ハイテーパードカット、レギュラーカット、そしてタイプ3のジャケットがあります。

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